いつもとは違って、何かと何かの境界にいる自分の、今考えていることを
【this year’s “around me”】として、書きたいときに、あるいは書けたときに、不定期アップしていきます。
今回は番外編のようなものです。
◇episode-17:ある日の夢
◆11日間のアメリカ出張に来ていた。
今回は初めてのテキサス訪問で、その後、週末にフライトで移動し、サンノゼに到着した。
アメリカ出張の毎日の生活はこんな感じだ。
営業とホテルの朝ご飯を食べ、朝昼ミーティングに行き、その合間にカフェかどこかでランチをはさむ。
晩御飯を食べに行って帰ってくると、時差の関係で、日本の昼前くらいになり、メールが飛び交っている。
それに一旦食いついていき、次の日の打合せ資料ができていなかったら作成したりする。
落ち着いたところで、LINEをしたり考え事をして、眠る。
そして、1時間ごとに目が覚めてしまう。
時差ぼけもあるけれど、夜中に何度も起きてしまうのは夏くらいからずっとで、もはやルーティンみたいなものだ。
ある日眠りについてすぐ印象的な夢を見た。
◆台湾営業のリナと並んで、空港ターミナル間のムービングウォークを緩やかに進んでいた。
後ろを振り返ると、もう一人女性が一緒にいた。
彼女は水色の可愛い裾の広がったワンピースを着て、同じ色の目出しの三角帽子を被り、17歳くらいのように思えた。

ムービングウォークの上端につき、左に曲がった。
曲がりながら彼女は、すごく高くて可愛い声で話した。
「私たち前に会ったよ」と言った。
僕は「B・O・E? B・O・A? D・O・E?そんな名前じゃなかった?」と訊いた。
彼女は「ちがうよー」と子供みたいに言った。
白色のテーブルを挟み、ベンチに向かい合って座った。
僕が目を逸らして目を戻すと、そこには真っ白なワンピースを着た50歳くらいの上品な女性が座っていた。
「あれ。さっきまでリナともう1人の子といたのに」と言うと、彼女は、「私はシルク」と唐突に名乗った。
僕は思い出せなかった。「思い出せない」と言った。
彼女はただこちらを見ていた。
ふと、まばたきをして気づくと、いつの間にか彼女は僕のすぐ横にいて、反対方向を向いて座っていた。そして、ゆっくりと振り返った。
振り返る途中までは、向かいに座っていたシルクかと思ったけれど、シルクよりもずっと若く、すごく綺麗だった。
無意識に手が伸び、彼女の肩に触れた。彼女も僕の肌に触れ、微笑みを見せた。
◆目を覚ますと、夢はまだそこにしっかりと映像として、僕の中に残っていた。
そして今でも鮮明に思い出すことができる。
そんな不思議な夢だった。


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