いつもとは違って、何かと何かの境界にいる自分の、今考えていることを
【this year’s “around me”】として、書きたいときに、あるいは書けたときに、不定期アップしていきます。
◇episode-12:急遽退院
◆episode-10のことだけれど、前回週末に面会に行った時には次の週末に退院できたらいいね、と言っていた。
その翌日の月曜日の朝に会社で仕事をしているとマミからLINEで連絡があった。
「先生から『このまま徐々に食事を上げていくのもできるけど、もう食べれてるし、明日退院してもいいで』と言われたよ。迎えに来れそう?」とのことだった。
僕は、一応そういうこともあるかも、と少しだけ思って、元々週末のうちに「水曜日以外の平日は迎えに行けるよ」とは伝えてあったのだ。
そうして、マミの退院が急遽きまり、会社を休んで、朝から迎えに行くことにした。
◆当日、面会受付のために、病棟フロアのナースステーションにいつも通り行くと、先生がたまたま座っていて、挨拶をする。
先生からは「なぜかよくわからないけど奇跡的に回復した、ひとまずよかった、様子見て注意してね」とのことだった。
自分の診断に自信があり、そして率直な、先生らしいと思った。
◆病室に行くと、マミはすでに入院着から着替え、普段通りのワンピース姿だった。
僕の中では整理できていなかったのもあって、久々のワンピース姿にびっくりし、どきっとした。
すでに入院費の払いも外来フロアで済ませて来た、とのことだった。
病室の片付けも済んでいた。
ある意味、手際の良さに、普段通りのマミにもどったようで安心した。
支払い処理の確認待ちということで、看護婦さんの来るのを待っていた。
マミと「ついに退院だね、今の調子はどう」というような話をした。
最後に病室に手続き完了の連絡に、ナースの方が二人来られ「本当によかったです。点滴も外れて退院なんですよね、すごいです」とあり、マミと僕とあわせて4人で拍手をした。
◆マミを乗せて帰る車の中も、マミが一緒に買い物に行くのに玄関のカギをかけるのを見るだけでも、僕はそれだけで涙があふれた。
昼ごはんにはマミのリクエストの、キムチ焼きうどんをつくり、夜ご飯にはオムライスを作り、一緒にたべた。
まだ食べない方がいいと言われている食材もあり、キムチ焼きうどんは自分用の野菜多めキムチ多めと、それらが少なめの2バージョン作ってみた。
後日マミに聞くと「オムライスは少し食べ過ぎたし、次の日からはもう少し時間をかけて食べたり、一回の食事は少しずつにすることにした」とのことだった。
◆退院初日から、キムチ焼きうどんをたべ、そしてオムライスを食べるマミ、という話は、この入院から退院にかけての話をいろんな人にするにあたっていつもいい着地点になり、その後繰り返し言うことになった。

写真はそのキムチ焼きうどんです。
中華麺の焼きそばよりも、焼きうどんの方が消化にいいらしいですよー。

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