ドイツの特急列車で荷物をロストした人の戦い(ドイツ5~6日目)

             
  • 2014.12.11
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  • 海外
ドイツの特急列車で荷物をロストした人の戦い(ドイツ5~6日目)

さてさて、ドイツの話が完結していませんので、そちらに戻ります^^
前回はこちらです。

前回は、ドイツのミュンスター駅で特急列車(IC)に乗り込んだら電車が故障で一時間動かず、
様子を聞きに、インフォメーションに向かったら、
電車が走り出し、キャリーバッグが持っていかれてしまった
というところまででした・・・^^;
かなりへこみながら、インフォメーションに戻り、窓口のインド系?の女性に事情説明。
DB(ドイツの電車会社)のインフォメーションの方は皆さん英語が堪能です。
ちなみに、チケット売り場の人は、人によりけりです(50~70%ぐらいの方はしゃべれるような感じでした)。
まずここで問題となったのは、僕が乗った車両が壊れて移動する必要があったこと。
その移動先で荷物をなくしたことにより席番号(荷物を置き忘れた場所)がチケットを見てもわかりません。
がんばって思い出して「元の席から、二両分後ろの方向に車両を移動して、後ろから二番目の席の右側の・・・」


それをそのインド系の窓口の女性と話し、
責任者らしきおじさんが、電車内に何度か電話をかけてくれました。
しかし、すぐには発見したとはいかず。
僕は次の日の朝から打ち合わせがあり、この日のうちに4時間移動する必要がありましたので、相談したところ、
「あまり待っていてもしょうがないし、行ったほうがいいよ」とのこと。
DB忘れ物センター(Lost&Found)の連絡先(名刺)をもらって、次の電車で出発することにしました。
4時間電車にゆられて到着したのはマンハイム。
すでに、予定よりも二時間遅れの夜の9時半~。
一応、マンハイムの駅のインフォメーションに行き、もう一回確認すると、
「その電車の終点はシュトゥットガルトだから、シュトゥットガルト駅の忘れ物センターに電話するのもありだよ。6時15分からやってるし」
と電話番号をもらいました
一旦別行動していた同行営業と再合流しまして、晩御飯~。
ホテルの一階のレストランはもうしまっていましたので、
まだあいてるところを紹介いただき、駅前から少し離れたところの、パスタ屋さん。
麺を選んで、目の前でソースを簡単に作って混ぜてくれる、という面白いお店。
しかし、企画倒れのようで、パスタがほぐれてなくていまいちでした^^;

こちらはマンハイムにある噴水~(?)

さてさて、再度、ドイツの電車で荷物をロストした人の戦いに戻ります^^
夜中に、部屋に戻ってから、もらっていた名刺の「DB忘れ物センター(Lost&Found)」にメールアドレスが記載されていましたので、
まずはメールで連絡してみました。
ちなみに、このメールの返事が来たのは、次の日の夜18時で
「入力用のフォーマットを添付したので、このフォーマットに記入して返信してね」というもの。
結果的に、メールではタイムリーな対応は難しいようです。
この日にできることはもうないな、ということで、次の日の朝まで寝ました。
次の日、シュトゥットガルト駅の忘れ物センターに朝から電話。
昨日インフォメーションで、朝6時15分から開始と聞きましたので、何度も電話するも全然誰も出ず^^;
(8時近くまでかけたんですけどね)
この辺で長期戦を考え、朝からやっているスーパーを調べ、開店時間の朝7時に買い物に行きました。
スーパーで、歯ブラシ、髭剃りを購入。駅の売店でiphone充電器と、wifiルーター用の充電器(アンドロイド用の充電器)を入手。
充電器は街のスーパーにはありませんでしたが、駅に行くとありました。
駅の売店にきたときに通りかかったので、7時半ぐらいに駅のインフォメーションに行って、再度相談してみるも、
「その名刺のLost&Foundに8時になったら電話してみるのが一番いいよ」とのこと。
8時になりましたので、DBの忘れ物センター(Lost&Found)に勢い込んで電話してみました。
「また誰も出ないんじゃないの」とびびっていたのですがまた別な展開です^^;
今度はドイツ語のアナウンスが流れ、つながりません。
ドイツ語はほとんどわかりませんが、雰囲気としては「この電話(日本の携帯)からはかけられません」という感じです。
(この忘れ物センターの電話は、1分いくらの有料電話とのことです。
それを検索してみていましたので、その関係で海外の電話からは不可だったのだろうな、と想像しました)
そこで電話はあきらめまして、再度、駅のインフォメーションへ行きました(通算4回目です)。
ここで何も情報が得られませんでしたら、もうなかなか打つ手がありません。
(せめて、つながる電話がどこにあるか教えてもらわないといけないという気持ちでした)
インフォメーションのおじさんのところに行き、これまでの経緯を相談。
親切にも「おれがシュトゥットガルト駅に電話してやるよ」とのこと。
おじさんも「その電車の終点だったシュトゥットガルト駅に電話したら発見できるのでは?」と予想したようで
電話いただきまして、それを見て僕も期待しましたが、残念ながら発見できず。
がっくりorz
「次の手は、DB全体のLost&Foundのデータベースに登録だな」ということになり、
インフォメーションのPCでおじさんに登録してもらいました。
登録しおわると、Lost&Foundデータベースでの検索結果が出ます(多分Lostした日付で検索することになるのでしょう)。
しかし、該当するものはありませんでした。
二度目のがっくりorz
登録しますと、登録番号というものがもらえます。
おじさんから、その番号をもらい
「また昼ごろ来れたら来てみて。それまでに新しいデータが登録されることがあるから」とのこと。
ここで「もう見つからなくてもしょうがない。できるだけのことはやったな」の気分となりました
さて、これが朝の8時半頃。
この日はお客さん訪問がありまして、同行営業とタクシーでホテル9時出発。
客先でプレゼン(もち英語、二時間ほど打ち合わせ)。
ちなみにスーツはキャリーバッグに入っていましたので、上着はありませんが、
カーディガンにコートでよしとするしかありません^^;
昼からお客さんとランチに、厚切りのローストビーフ!
これがうまかったですよ。
前述の「できるだけのことはやったな」の気分もあって、うまかったです^^

お客さんと別れて、タクシーで駅についたのが、2時ころ。
朝と同じおじさんがまだいらっしゃいましたので、ふたつある窓口の反対側もあきましたが、
「こっちのおじさんと話があるんで」とかなんとか・・・。
おじさんに「お、来たね」みたいな感じで言われつつ、「登録番号」を渡し、
おじさんがLost&Foundデータベースに入力して、ポーンとリターンボタン。
すると、なんとーー、
発見ーー!!
大興奮でした^^
発見したのはドルトムント駅とのこと。
今いる駅から3時間の距離です。
ミュンスターから4時間乗っていた電車のうち、1時間のところで発見され、降ろしてもらったのでしょう。
今となって思えば、ミュンスターの駅に名刺を渡し
発見次第連絡をもらえるように話をしておいたほうがよかったです。
すっかり思いつきませんでした。
「問題がひとつあり、ドルトムントの駅のLost&Foundの窓口が18時で閉まるんだよね。
次の電車に乗ると、到着は17時20分なので、それで行くしかない」とのこと。
「お、間に合いそうですね」
というと
「だといいけどね。ドルトムントのLost&Foundの電話番号がこれだから、なにかあったら電話してね」と。
17時20分到着予定のところ、結局遅れだし、到着は17時40分でした。
ドルトムントの駅のインフォメーションに行き、「Lost&Foundのオフィスはどこですか?」と聞くも
僕の発音がわるいのか、なかなか通じず・・・^^;
しょうがないので、「荷物をなくして、ドルトムントの駅にあると聞いたんで・・・」というと
「それなら、後ろの本屋の角をまがったところよ」とのこと。
しかし、向かうもなかなか発見できず。
あせりましたが、なんとか発見できて、受け取りに成功^o^
おかえり、キャリーバッグちゃん!!^^
感動の再会写真をひとつ^^

ドルトムントの滞在時間は1時間ほど。
往復で6時間かけました^^;

うまい晩飯を食べる機会を一回失いましたが、
荷物を発見できたことを思えば、そんなのはたいしたことではありません^^
マンハイムに戻り、ホテルの一階の小さなレストランで、同行営業と白ワインで乾杯!!
もう料理は終わっていたので、ワインをひたすら飲みました^^
いやぁ発見できてよかったです~。
最後に、ここで言っても伝わらないとは思いますが、
何度も何度もお話ししたDBのインフォメーションの方々、
みなさん親切にご対応いただきまして、ありがとうございました~。
深く感謝申し上げます。

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