【液体と黒猫】メニューリスト

流体と黒猫

連載してきた、液体と黒猫は、17話で一旦終了です。
参考に、メニューをアップしておきます。

今後、別サイトに分離予定で準備中です。

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ずいぶんと以前の話。自分の考えた出来事を、自分のウェブサイトにアップしていました。
これはそんな中で、自分の中から湧きあがったストーリーです。

クラブに行き、ユラユラ揺えながら、次の展開を探していました。
次の話は全然考えてなく、ただその場で浮かんだ印象で進むストーリーでした。

よろしければどうぞー。

【流体と黒猫】episode-1: やわらかい壁
ずいぶんと以前の話。自分の考えた出来事を、自分のウェブサイトにアップしていました。これはそんな中で、自分の中から湧きあがったストーリーです。少しずつ連載してみようと思います◇やわらかい壁◆壁にパンチ。 手がめりこんだ。実は壁はドロドロの液体…
【流体と黒猫】episode-2: 新しい空間
◇新しい空間◆気が付くと、壁に囲まれた狭い空間にいた。 薄暗くて周りはあまりよく見えなかった。 壁を手でつたってみると壁のうち一面だけ手触りが違った。硬いゼリーのような感触だった。多分、この壁から僕は流れ出てきたのだろう。この壁が流されてき…
【流体と黒猫】episode-3: 目覚め
◇目覚め◆眠りはどろんとしたものだった。 何か気持ちのあまりよくない夢を見た。 工場で組み立てられるロボットになった夢だった。 僕は組み立てられながら意識があった。 ロボットとはこういうふうに意識がある状態で組み立てるものなのか、 と僕は感…
【流体と黒猫】episode-4: 欠伸、姿勢、声
◆黒猫は部屋の隅まで歩くと座り込み、 退屈そうに欠伸をしてみせた。欠伸をすると、白い歯が光って見えた。僕が見ているのに気づきながら、 黒猫はわざと欠伸をしているのだと思った。僕を意識しているのだと思った。しばらくして黒猫は立ち上がり、再び歩…
【流体と黒猫】episode-5:隙間、呼ぶ声、分かれ目
◇隙間、呼ぶ声、分かれ目◆僕は猫の声に呼ばれて壁に近づいていった。壁には縦に割れた隙間があった。隙間は小さく、通り抜けることは絶対に不可能だった。隙間の向こうは暗く何があるか見えなかった。猫の声がただ響いてくるだけで、何も見えなかった。僕は…
【流体と黒猫】episode-6:液体、光球、伝わるもの
◇episode-6:液体、光球、伝わるもの◆僕は液体の中を流れていた。 僕を呼ぶ声の方へ流れようとしたけれど、 それは無理な話らしかった。 僕にできることなんて何もない、と思った。 僕はただ流されていくだけだった。どこかにまた流れつくのだ…
【流体と黒猫】episode-7:白い夢
◇episode-7:白い夢◆音楽を聴きながら、僕は眠り込んでいた。流され続ける時間が長すぎて、僕は少し疲れていた。流され疲れていた。 時間は思ったよりも長く、なかなかどこにもたどり着かなかった。流され続ける間、一体何がどうなっているのかを…
【流体と黒猫】episode-8:光射すところ、黒いカーテン、気配
◇episode-8:光射すところ、黒いカーテン、気配◆白い部屋の中でまぶしくて、目を閉じた。光は痛いぐらいに射しつけていた。目を閉じていても、白い光が僕に降り注いできていた。目を閉じて、光がまぶたの上に降り注いでくるのを感じていた。目を閉…
【流体と黒猫】episode-9:新しい空間
◇episode-9:新しい空間◆夢から覚めた僕は暗闇の中にいた。マブタを閉じると、まだ光の残像が見えた。目は暗い世界にまだ慣れていなくて、何も見えなかった。黒猫が背中を叩いた気がしたけれど、それはまだ夢の中だったのかもしれない。真っ暗で今…
【流体と黒猫】episode-10:壁
◇episode-10:壁◆僕は狭い空間に閉じこめられ続けていて、やっと開かれた世界へと足を踏み入れた。前途は明るく思えたけれど、何故か僕は動き出すことをためらっていた。何か動き出す前にすべきことがあるような気がした。座り込んで上を見上げた…
【流体と黒猫】episode-11:黒猫、背中
◇episode-11:黒猫、背中◆考えていると、黒猫が見えた。暗闇の中から一歩一歩踏み出して、近づいてきた。足取りは重く、黒猫は疲れているように見えた。前よりも老けて見えた。足音は静かで、沈み込むように猫は歩いた。◆猫は僕の足下にたどり着…
【流体と黒猫】episode-12:後ろ姿、変化
◇episode-12:後ろ姿、変化◆猫が行ってしまう前に僕は目を閉じた。立ち去るのが見たくなかったからかもしれない。何も見ない方がましだと思ったからかもしれない。僕は目を閉じていたけれど、目を閉じているだけでは何も伝わらないのはわかりきっ…
【流体と黒猫】episode-13:広い世界
◇【流体と黒猫】episode-13:広い世界◆黒猫はいなくなってしまった。不意に瞬きをする間に黒猫の姿は消え去ってしまった。ただ僕は壁にもたれてるのが精一杯だった。僕には暗すぎて見えなかったけれど、吐く息が白いような気がした。◆時間はたっ…
【流体と黒猫】episode-14:気配
◇episode-14:気配◆壁にもたれたまま僕は息を吐き、壁の波打つリズムに身を任せた。僕は少しずつ壁になり、目を閉じて気配だけは感じ続けられるようにと身をひそめた。波打つ壁の音に耳を澄ますとどこか違う世界に僕はいるように感じられた。気配…
【流体と黒猫】episode-15:砂粒
◇episode-15:砂粒◆気がつくと、そこは日の射す世界でいつか僕は外に出ていた。僕は壁にもたれ座り込んでいた。目の前は両側を高い壁に挟まれた細長い空間だった。どうやら真っ直ぐ伸びた細長い空間の先は、左に曲がっているようだった。壁も空気…
【流体と黒猫】episode-16:紋章
◇episode-16:紋章◆僕は、太陽を見上げた。太陽は壁に隠れようとしていた。壁はとても高く空の大部分を塞いでいた。壁はレンガ積みで、もたれていた壁には紋章のようなものが見えた。紋章は鳥をかたどったものだった。鳥の種類までは僕にはわから…
【流体と黒猫】episode-17:道の終わり
◇episode-17:道の終わり◆紋章に伸ばした手を少しずつ戻した。戻した手のひらを見ると、紋章が手に刻み込まれていた。手のひらにくっきりと鳥の紋章が浮かんでいた。紋章の意味は「上空へと向かう鳥」だった。壁の紋章は少し色を取り戻して見えた…

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