◇episode-15:砂粒
◆気がつくと、そこは日の射す世界でいつか僕は外に出ていた。
僕は壁にもたれ座り込んでいた。目の前は両側を高い壁に挟まれた細長い空間だった。
どうやら真っ直ぐ伸びた細長い空間の先は、左に曲がっているようだった。
壁も空気も全てのものがすっかり乾ききっていた。
足元を見ても、地面は砂地で、砂と砂の固まった石のようなもので構成されていた。
砂石を手に取った。砂石は軽く、水分を全くといっていいほど含んでいなかった。
砂石を軽く握ると、すぐに細かく砕け散り、少しの光る粒をまきちらしながら手から崩れ落ちた。
光る粒はきっと石に含まれた金属成分なのだろうと思った。
そこはちょうど日向と日陰の境界だった。
日向の部分では砂粒が日の光を反射させ、光る粒を僕の記憶にとどまらせた。



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