いつもとは違って、何かと何かの境界にいる自分の、今考えていることを
【this year’s “around me”】として、書きたいときに、あるいは書けたときに、不定期アップしていきます。
◇episode-3:複雑な立場と、複雑な仕事
◆イントロはepisode-1に書いたことの繰り返しになる。
正直言って何度リライトしても、これ以上うまく書けなかった。
最近の日々の中で、向かいに座った後輩と他愛もない雑談をする。
たまきさんとはこの3週間で少しずつ仲良くなってきて、雑談を求められていることにようやく気付く。
彼女が自分のチームのメンバーになってもう7年だ。
チームメンバーとはいっても、今年から自分は別なプロジェクトに7割異動になり、ここの所属は3割で、今は彼女がチームリーダーだ。
3割(7割)というのは書類上の話で、自分は実際には7-8割くらい元の部署にいて、よくわからない遊撃部隊のような立場なのだ。
今後もこのままなのか、プロジェクト10割になるのか、戻るのか、その時の立場がどうなるのか、など正直誰もよくわかっていない。
ずっとふわふわしたような、ある意味難しい立場だ。
自由な身になった、という言い方もある意味正しい。
バランスの求められる立場なのだ。
◆話は1年ほど前のこと。
去年の春に、異動でいなくなるメンバーの仕事をたまきさんが引き継いだ。
その仕事はやり方が全然整理されていなくて、ごちゃごちゃの仕事だったのだ。
僕はできるだけちゃんと整理されてから引き継ぐように言ったけれど、それは残業ベースでしか処理できない進め方で、それなのに「この手順が最適なんです」と言われて、平行線のままだった。
たまきさんが手順を引き継いだ後で、僕と彼女で「こう整理したいよね」という話をして、彼女はその期待に応えてくれた。
残業ベースの仕事ではなく、そして、ちゃんと儲かる仕事に変換されたのだ。
◆でも、僕は彼女に、仕事の進め方の整理の話をするばかりで、別な観点でのフォローが足らなかったのかもしれない。
半年ほどしたある日、給湯室でコーヒーを入れていると、そこにいた部長から「彼女はそのころしんどかった、と言ってたよ」と話があった。
今でも上手く書けないけれど、それはなかなか難しいニュアンスだった。
僕はうまく返せず、そして本人にいうこともできず、心の引き出しの奥にしまっておいた。
◆最近になって、たまきさんのその仕事が世の中に評価されてきて、その仕事がたくさん入ってくるようになった。
やり方の整理をしたとはいえ、キャパシティの問題もある。
彼女はその仕事をチームの他のメンバーにまだ教えていない。
◆3週間ほど前の話。
僕は遊撃部隊として、彼女のチームのメンバーとして、あるいは立ち位置のよくわからない複雑な気持ちを持つメンバーとして、たまきさんに持ちかけた。
「その件、最近多くなってきたんだよね。あの頃のフォローが足らなかったかもしれないけど、今回はぜひフォローしたいと思っているよ」と。
たまきさんは、のけぞるようにして、大きく、くっきりとした笑顔を見せて「フォローが足りないなんてそんなことありましたっけ?」と言い、さらに「今後はタイトになったらお願いするようにしますね」と言った。
彼女は防御的な時にはこういう笑顔をするんだなと、僕は彼女のことが一つわかった気がした。

画像は、ChatGPTに、文章からのイメージで、JOJO立ちで作成依頼しました。
JOJO立ちとはちょっとずれたんですけど、なかなか面白くできたからいい、と思いました^^


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